2017年06月21日 | 建設物語
建設物語26『2017年 6月13日』~「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」に掲げる銘板の書~
5月22日に世界遺産・法隆寺(奈良県斑鳩町)で、道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)に掲げる銘板の書のお披露目式が執り行われました。
斑鳩町と松山市の「観光・文化交流都市協定」をきっかけに、法隆寺の大野玄妙管長に新施設の銘板の書を揮毫いただいたものです。
法隆寺と道後温泉ですが、古くは1500年前、法隆寺を創建された聖徳太子が西暦596年に道後温泉に来浴された伝説からはじまり、明治時代を代表する俳人・正岡子規が「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」の句を残すなど、深いご縁があります。
その書について、法隆寺の大野管長からは、「あまり字を崩してしまうと読めないので、子どもさんらが読める字と考え、一文字一文字を丁寧に書くことを心がけ、その完成までに1ヵ月近くかかりました。」とのことでした。
また、野志松山市長からは、「一字一字、真心を込めて書いていただいたもので、法隆寺のお力をかりて、これから100年輝き続ける飛鳥乃湯泉と思っています。この宝を大事にして市民の皆さんと磨いていきたいと思っています。」とのことでした。
新施設の入口に掲示されお客様をお迎えするのが待ち遠しいです。
これからも随時建設や制作状況をお伝えしますので、お楽しみに!