保存修理レポート

2020年04月 | 保存修理レポート

保存修理レポート54
又新殿の「鬼板」加工

 

日本で唯一の皇室専用浴室「又新殿」の屋根工事です。建築された明治32年当時の、貴重な檜皮葺き(ひわだぶき)が残された屋根部分には、「鬼板」と呼ばれる「鬼瓦」に類する屋根装飾が施されています。今回の保存修理工事では、その1つを新たに制作します。制作にあたっては、現存の「鬼板」を元に、細部に至るまで慎重に作業を進めるなど、建築当時の復元に努めました。(2020年4月)