保存修理レポート

2021年03月 | 保存修理レポート

保存修理レポート73 又新殿 御居間・玉座の間 釘隠し

日本で唯一の皇室専用浴室「又新殿」の御居間と玉座の間には金色の釘隠しが付いていました。
竣工から約120年ほど経過していたため、水銀鍍金ときんという手法を用いて、再び金色に輝く釘隠しとなりました。
水銀鍍金は銅板に水銀を載せ、金を定着させる方法です。この方法を使用することで金に厚みを持たせることができます。

水銀鍍金の詳しい方法は保存修理工事動画VOL4で解説していますので、ご覧ください。