保存修理レポート

2021年09月 | 保存修理レポート

保存修理レポート78 神の湯 浴室 養生

神の湯浴室は地震に備えた構造補強を行う予定です。そのため、湯釜や浴槽の石が傷つかないように養生を行っていきます。

神の湯の浴室は昭和10年(1935)に鉄筋コンクリート造に改築されました。東側浴室の湯釜は明治27年(1894)に伊佐庭如矢が埼玉県川越市にある氷川(ひかわ)神社の宮司であり画家であった山田衛居(もりい)にデザインを頼み、広島県尾道の石工である石井源兵衛に彫刻してもらいました。