2021年03月 | 保存修理レポート
保存修理レポート73 又新殿 御居間・玉座の間 釘隠し
日本で唯一の皇室専用浴室「又新殿」の御居間と玉座の間には金色の釘隠しが付いていました。 竣工から約120年ほど経過していたため、水銀鍍金ときんという手法を用いて、再び金色に輝く釘隠しとなりました。 水銀鍍金は銅板に水銀を…
2021年03月 | 保存修理レポート
日本で唯一の皇室専用浴室「又新殿」の御居間と玉座の間には金色の釘隠しが付いていました。 竣工から約120年ほど経過していたため、水銀鍍金ときんという手法を用いて、再び金色に輝く釘隠しとなりました。 水銀鍍金は銅板に水銀を…
2021年02月 | 保存修理レポート
日本で唯一の皇室専用浴室「又新殿」の屋根は、建設当時の明治32年(1899)は檜の樹皮で葺かれた「檜皮葺き」でした。その後、約70年が経過した昭和44年(1969)に防火の観点などから現在の「銅板葺き」に葺き替えられまし…
2020年12月 | 保存修理レポート
南棟3階には障子の枠に漆うるしを塗られている部分があります。漆塗りは日本の伝統的な技術で、見た目も美しく美術工芸品にも使用される技法です。今回の保存修理工事では漆塗り部分をすべて塗替えて、当初の光沢のある美しい姿に復元し…
2020年11月 | 保存修理レポート
又新殿の屋根の棟には湯玉の飾りがついています。建設当時は金色に光輝いてましたが、約120年経過したことにより、その輝きも失われてしまいました。今回の保存修理工事では、再度、漆で金箔を覆う「漆箔うるしはく」を行い金色に輝く…
2020年10月 | 保存修理レポート
石灰や土、砂、自然繊維などの素材で作られる塗り壁は左官壁と言われ、日本家屋で古くから使用されている工法です。壁は、小舞こまい(下地)→土壁(塗下地)→仕上げ(漆喰)塗と構成されているのが一般的ですが、今回の工事で左官壁を…
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