2020年05月 | 保存修理レポート
保存修理レポート58 「構造補強」
今回の保存修理工事の目的の1つに「地震への備え」があります。 壁を解体して、下地の位置(外観からは見えない部分)に構造用合板を取り付ける耐震壁や、柱と梁をより強固につなぐために、金物を取り付け、補強をしています。 構造補…
2020年05月 | 保存修理レポート
今回の保存修理工事の目的の1つに「地震への備え」があります。 壁を解体して、下地の位置(外観からは見えない部分)に構造用合板を取り付ける耐震壁や、柱と梁をより強固につなぐために、金物を取り付け、補強をしています。 構造補…
2020年05月 | 保存修理レポート
床下は温泉配管や電気配線等のスペースとなります。 文化財保護のため、床の高さや位置は変えることができません。 貴重な本館を100年先まで引き継ぐためには、温泉の配湯設備もメンテナンスが必要です。そのため、作業性を高める点…
2020年04月 | 保存修理レポート
南棟の屋根は、瓦の下に「杉皮」を敷き詰めることで、防水の役割を担っていました。今回の保存修理工事では、より防水性能を強化するため、「防水シート」を敷き、その上に杉皮を葺きました。歴史的建造物に、現代の先端材料を融合するこ…
2020年04月 | 保存修理レポート
銅板屋根の軒先部分に見られる「銅板加工」の施工状況です。又新殿の軒先には、非常に珍しい段々模様が刻まれています。これは、屋根を檜皮ひわだから銅板に葺き替えた際、檜皮が何層も重なって構成される特有の雰囲気を、銅板でも再現し…
2020年04月 | 保存修理レポート
日本で唯一の皇室専用浴室「又新殿」の屋根工事です。建築された明治32年当時の、貴重な檜皮葺き(ひわだぶき)が残された屋根部分には、「鬼板」と呼ばれる「鬼瓦」に類する屋根装飾が施されています。今回の保存修理工…
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